決定力のないイニエスタがサッカーの天才と言われる理由について
どうもクズよしです。
早速ですが、イニエスタはシュートが下手だ!!「これ枠に飛ばんのかよ!」っていうシュートを打つときもある。
しかし、わたしは予想する! 同じ時代にメッシ、クリスティアーノロナウドという化け物がいなければ、イニエスタは一度くらいバロンドールを受賞していただろうと。
今年(2017年時点)で33歳になるイニエスタ。バルセロナ1本でサッカーを続けている彼は、いつまで現役でいられるのだろうか?近々であろう引退を考えると、少し寂しいクズよしです。
ではでは、わたしの話はおいておいて、イニエスタが天才と言われる理由について記載をしていこうと思う。この機会にあなたもイニエスタのファンになってみてはいかがでしょうか?
相手の足にギリギリ届かないドリブル
イニエスタのドリブルはいつも安定して相手に取られない。
一般的にドルブルと聞くと、ロナウドのようなフェイントをかけ相手の逆をつくパターンと、メッシのようなスピードの強弱をつけて相手を抜き去るパターンが一般的。しかし、イニエスタの場合はどちらにも該当しない。
どういうドリブルかというと至ってシンプルで、敵が足をのばしても届かない場所にボールをおいて進む、これだけ!!当たり前のプレーを当たり前にやっているだけだ!
あとは手の使いかたが上手い。相手の胸を手でおしてボールに届かせないようにする。この技術はネイマールもバルセロナにきてからイニエスタのマネをしているせいか多くなった。
誰でもできそうなプレーを、全選手の見本のようにやるのがイニエスタの凄いところ。
最後に、イニエスタは他の選手と比べてもフィジカルは強くない。身長171cm、体重68kgと恵まれた体格ではないからだ。でも、ボールを奪われる機会が少ないのは、ドリブルにしてもトラップにしても、相手の足に届かない場所にコントロールする!を徹底しているから。
スポーツに限らず基本を極めることが大切なんだなとイニエスタを見て強くわたしは思う。
一言でいうとセンスのかたまり
イニエスタの凄いところを言い出すとキリがない。「何でこんなスルーパスを」「視野が広い」「何でそんな狭いところで相手を抜けるの」とか。
一言でいうと、体格には恵まれないイニエスタだけど、見た目とは裏腹にサッカーセンスが飛び抜けているのである。サッカーを全く知らない人が始めてイニエスタを見ると、「この選手、ホンマにそんな凄い選手なの?」と思うだろう。
またセンスがあるからどのポジションをさせても上手くプレーをする。元バルセロナ監督のライカールトは下記のように述べている。
「わたしはイニエスタをウイング、セントラル、ミッドフィルダー、守備的ミッドフィルダー、ストライカーのすぐ後ろでプレーをさせたことがあるが、どこでプレーさせても並はずれていた」
イニエスタはFWとゴールキーパー以外でのポジションだったら成功するのではないかとわたしは思う。FWがダメな理由はタイトルにも記載があるとおりシュートが下手だから、点を入れなければFWとしては失格。ゴールキーパーは、何となく想像がつかないと言うか見た目的な問題。いくら何でも小さすぎるよね。
そこでイニエスタがDFだった場合のプレーを想像してみた。
足の速くないイニエスタは無理をしてまで敵を追いかけないだろう、追いかけずに次の相手のプレーを予測して最適なポジショニングに徹すると思う。そして相手のミスを誘導する。または相手のボールを確実に取れるときだけ足を伸ばして奪うリスクをとらないプレー。
ただイニエスタがDFだったとして心配なのが相手のクロスへの対応。どうしても身長が低いぶん、クロリナのような身長もあり打点の高いヘディングをうつ選手に競り勝つのは少々厳しいだろう。その点が唯一心配なとこだろうか。
まあイニエスタがDFになることはないだろうから無視しよう。どちらにしてもサッカーにおいて状況判断は命だ!とわたしは言いたい。
相手を抜きにいくタイミング、スルーパスを出すタイミング、全てのプレーは状況判断を少しでも間違えたらそこでプレーが終わる。そしてイニエスタはそんなヘマをしない。その理由はサッカーセンスのかたまりだからだ。
素晴らしき人間性 (おまけ)
イニエスタが天才と言われる理由とは直接関係ないかもしれないが、どの分野にしても天才と呼ばれる人たちは、その分野で成功をして人の幸せや役に立つことをしている人だとわたしは思う。
早い話がいくらサッカーが上手くても、人格的にクソだとしたら人から慕われず、ファンからも好かれはしないだろう。そして、あくまでわたしの考えだけど天才とは言われない。
その点、イニエスタは故郷の経済活性化のため、失業者12名を雇用し、ワイン農園の経営にのりだしている。ワインの名前はボデガ・イニエスタと言い2000円程度で購入できるので、是非ともお試しください。(楽天で購入できる)
あと一点、イニエスタの素晴らしき人間性を語るにはかかせないのが、自信の古巣であるアルバセテの未払い金を個人で負担をしたこと。アルバセテは期限までに未払い金を支払わなければ4部降格を宣告されるとこだったが、イニエスタが降格を回避させたのだ。イニエスタはバルセロナに移籍をする前の4年間をアルバセテに在籍をしていたらしい。
ここで「イニエスタは金持ちだからだろ!?」と言う意見が出るかもしれないがそれは違う。例えば、わたしたちでも少額だろうが震災のときなどは人を助けるために寄付などができる。
金持ちだろがそうでなかろうが、人の役にたちたいと思い行動できる人間が素晴らしき人間なのだ。そして、それがイニエスタであり天才なのだ!!
サッカーの天才とは少しかけ離れた話になってしまったが、どちらにしてもイニエスタの人間性は素晴らしく、チームメイトやファン、ライバルまでが認める存在であると言うことだ。
最後に!!
タイトルにイニエスタは決定力がないと記載をしたが、これだけは覚えておいて欲しいのがあり、それは、ここ一番の試合ではゴールを決める!!ってこと。
知っている人も多いと思うけど、2010年南アフリカワールドカップ決勝で最後にゴールを決めたのはイニエスタ!!
もしかすると、イニエスタはここ一番での試合でゴールを決めるために、普段の試合ではわざとシュートを枠外に飛ばしているのかもしれませんね笑
以上、決定力のないイニエスタがサッカーの天才と言われる理由についてでした。最後まで読んでくれてありがとう。